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2018年10月19日 (金)

研究政策に対する研究者と政府の見解の齟齬と国民の非認識

ここ数年、ノーベル受賞者(医学生理学)が
2012: 山中伸弥先生
2015: 大村智先生
2016: 大隅良典先生
2018: 本庶佑先生
ともの凄い勢いで日本から選出され、各受賞者が基礎研究の重要性を一貫して述べられています。しかしながら、政府はこれを受けて政策を変更しているとは思えず、また、若手医師の研究へのモチベーションは下がり基調だと思います。
本庶先生のお弟子さんでもある近藤滋先生は、ご自身のブログの中で、研究者が発している言葉を以下の様に置き換える必要があると述べられています。
研究費はばら撒け>>研究者間の相互評価に任せろ
好きなことをやればよい>>研究者の「好きなこと」はイノベーション
役に立たなくてよい>>科学は総合力であり、幅の広さが力
たしかにその通りで、研究者の立場からするとノーベル賞受賞者の方々のご意見は正鵠を射ていていますが、それが政府の方にきちんと伝わり、そして国民の方にも理解してもらうためには言葉の置き換えや補足説明が必要だという事です。
いかんせん、研究費そのもののパイが増えない現在、どこかに選択と集中が行われれば、他が割をくうので誤った選択と集中をなされては叶いません。政府にもっと研究者が入っていくしか先ずは道が開けないのでは。本庶先生に文部科学大臣をつとめて頂くとよさそうですけど。。。。
また、医師の研究へのモチベーション低下の原因においては、研究費の低下というのはごくわずかな影響で、他に要因は多数あります。またいつかその点について述べてみたいと思います。
それでは我が国の科学政策が全くダメなのかというとそうでも無いです。
AMEDによるシステムが動き出し臨床応用に向けた研究へのサポートは手厚くなったと感じます。それに産官学の連携もこの数年間で飛躍的に伸びてきました。ただ、世界のスピード感に比べるとこれでも遅いのです。

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