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2018年7月20日 (金)

医の心―私の人生航路と果てしなき海図 井村裕夫著

僕が大学を卒業するときに京大総長だった井村先生の自伝です。今自身がこうして大学で教官を務めているわけですが、何が自分に欠けているのかを自省する良い機会となりました。
特に印象に残ったのは、沼正作先生との会話です。
「近頃の若い人は簡単にデータが出る研究を好む傾向があるが、思い切って困難案問題に挑戦して欲しい。京都大学は登山や探検で有名であり、それで命を落とすこともある。研究では失敗しても命まではおとさないのであるから是非思い切った挑戦をするべきであると若い人に伝えて欲しい」
この言葉が、沼先生の井村先生の遺言となったそうです。この言葉は今の自分にも重い意味があります。

日野原先生との思い出の中では先見性と行動力、努力の重要さを感じました。「飛行機の中でワインを飲んで寝ていてはダメ。印象が強い間に文章にしなさい」とのことでして、僕は全くダメ人間です。

翠川先生は京大の教授の中でも、非常に情熱的、行動的、かつ思いやりのある方だったようで、翠川先生のお名前はしばしばうかがってきましたが、実際にお目にかかることはなかったのが残念です。今の教授会が、客観的にみて、どこが良くて悪いのか、そういうことをもっと知りたい思いに駆られました。

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